みなさん英語を学んできて、theってなんですか?ってなったことありませんか。
日本人には、馴染みがまったくないこの表現。。。
たくさんの人がこの壁にぶち当たりスルーしてきてると思います。
今回は、そんな壁をぶち壊せる内容の記事になっております。
Theってそもそも何?
the は名詞に限定を与えるためのものです。このように説明されることが多いです。
そもそも日本語の説明が難しいですよね。
かみくだいてみると、もの・まとまり(グループ)を1つのものと特定することです。
日常会話で、相手に対して何か特定のもの・グループについて話すときに the が使われているイメージになります。
- 新しい携帯買ったんだ! この携帯とても使いやすいよ!
- 家族の中で、一番身長が高いです。
- スチュワート一家はとてもフレンドリーです。
青線が引かれているところが、英語の the にあたる部分になります。
なので、the = 「その」 と訳すのは少しずれているように感じます。
これから、the がどういう時に使われているのか説明します。
さまざまな the
文脈からの the
この the は、1番わかりやすくよく使われてる the になります。
・I bought a new car last week. The car is really fast and I love it.
先週車を買いました。とても速い車で、お気に入りです。
・A young man got involved in a traffic accident last night. The man was transported to hospital and sustained serious injuries.
若い男性が、昨夜交通事故に会いました。その男性は、病院へ搬送され重症の怪我を負っています。
前の文脈で話題に出てきた もの(人)に、焦点を当てるときに使われる。
a で始まり、the になるといる一番多く使われる方法です。
場の状況の the
この the は日常会話で頻繁に使われている the になります。
・Look at the cat under the tree! So cute!
木の下にいる猫を見て!ちょーかわいい!
・Could you please pass me the salt?
そこの塩とってもらえませんか?
常識の the
みんなの常識として世界で1つしかないものに対して使われる。
・The earth, the sun, the moon, the Pacific Ocean, the, universe
みんなが共通して1つしかないと認識してるものなどに the が使われます。
・Where is the restroom?
トイレはどこですか?
レストランなどで、店員さんに対して質問する時は the をつけます。
その理由は、レストランには基本的に1つしかトイレはないので、この時の the も常識の the になるのです。
唯一の意味を持つ the
よく使われている場面は、最上級の the になります。
学校では、最上級の時には the をつけます。と習いますが、基本的になぜ the がつくのか教えることはないです。
理由としては、最上級の表現というのは、唯一の存在になるからです。
・The youngest, the oldest, the tallest, the best
それぞれ、一番若い、一番年寄り、一番背の高い、一番良い
1番ということは、唯一の存在になるので、the が使われるのです。
最上級以外では、only や the first, the second, the last なども「唯一」の存在なので、the が使われます。
・You are the only one I told this story so far.
今のところ、この話をしたのは君だけだよ。
・I have been asked so many questions by Police officer, but I was told that next question is the last one.
警官にたくさんの質問をされたけど、次の質問で最後だと言われた
1つのグループの the
The + 複数形 複数形のもの前に、the をつけると、その複数のものをグループとして表現する。
・The Stewarts will come to our house next week.
スチュワート家が来週、お家へ来ます。
・Look at the lions over there.
あそこのライオン(複数)見て!
楽器を演奏するときの the
これはみなさんご存知の play the piano のことです。
これに関しても、学校でなぜ the がつくのか教えることはありません。
それはなぜかというと、実際になぜ the をつけているのか、はっきりとした理由がわからないのです。
いろいろな解釈があるようですが、日本語でも日本人が説明ができない表現があると思います。この the に関してはそういう部類なのです。
〇〇の人々の the
The + 形容詞 〇〇の人々全体を表します。
The rich, the poor, the young, the old, the new
金持ち、貧乏な人たち、若者たち、年寄り、新しいもの
全ての形容詞に、the を前につけることができるわけではありません。
これらのものは、すぐみんながイメージできるので the でひとくくりにできるのです。
the tired や the tall などは、聞いた瞬間にイメージがつきにくいです。
疲れた人々、背の高い人々は、みんな同じようなイメージを持たないので、the がつかないのです。
それに対して、金持ちや若者たちなどは、誰でもすぐイメージできるので、the をつけることができます。
まとめ
今回は、the が使われるシチュエーションをいくつか説明してきましたが、英語の中でもこれは日本人にはとても難しいジャンルになります。
気にしすぎるのは、英語勉強のさまたげになる可能性もあるので、ある程度イメージがつけばいいです。
The がない、もしくは 必要ないところでつけたとしても、180度意味が逆転することなどはないので、こだわりすぎる必要はありません。
特に、英会話などで意識しすぎると、言葉につまってしまいます。
言葉につまると流れが止まります。流れが止まると、喋るチャンスがなくなるので、気にしすぎるのはやめましょう!
完璧を捨てるのも英語上達の近道です!
Peace!
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